こちらは、MMORPGメイプルストーリーにおける「奈都葵」のプレイ日記です。同じメイプル愛好家の方は是非読んでいってくださいませ!
Sacred Night 第六話〜歓迎〜 前半 
2007-07-16 Mon 22:59
時刻は午前6時。

体の節々がまだ痛い。

が、昨晩フィールスに作ってもらった食事のおかげでだいぶ元気に
なった。
3日もの間眠っていたんだ、さすがにそろそろおきなければ。

久しぶりに起き上がるからだ、さすがに重い。
が、そこは気合でカバーして、ベッドから出る。

部屋の出口から下の部屋をのぞくと、フィールスの姿はなかった。

まだ部屋で寝ているのだろう。


ハシゴから降りて、部屋を見渡す。

ちょっと散らかっているが、気になるほどではない。
家の玄関横には台所があり、その反対側にフィールスの部屋、上に私
が寝ていた屋根裏部屋。

一人暮らしには十分すぎる家だった。

とりあえず、トイレへ行って、顔を洗って。


3日間もお世話になったんだ、朝ごはんくらい作らないと。
と、思い朝食の支度をする。

食材はある程度は蓄えてあるらしく、その中から適当に選んで
朝食を作る。


時刻は午前6時半。

朝食の支度を終えた。
部屋の中央にあるテーブルにそれを並べて、フィールスがおきるのを
待つ。

いすに座って待っていると。


コンコンッ

こんな朝早くに来客のようだ。
フィールスは寝ているのでとりあえず出てみる。


フィル「はーい、今あけますー。」

と、返事をすると、ものすごい勢いで来客側からドアを開けてきた。

???「・・・?!」


ガシャンっ!?

と、たずねてきた婦人が持っていたナベを落としてコチラを凝視している。

お互い見つめあう。











時刻は午前6時半。

今日もいつもの時間に目が覚める。
が、昨晩フィルの看病を少ししていて夜更かししたため、少々寝不足
気味。

背を伸ばし、大きなあくびをした。

ちょっと眠いが今日も一日がんばろう、と
次の瞬間、

玄関の方から大きな物音がした。


あわてて部屋から出る。

と、そこは俺にとって一番厄介な修羅場と化していた。











来客の婦人が来て、沈黙すること1分。
フィールスが部屋から出てきた。

フィル「あ、おはようございます。」

フィールス「おはよう、はは・・。」

フィル「??」


フィールスはあからさまにあせっている。

そして、今まで一言もしゃべらなかった婦人がフィールスに向かって
ようやく口を開いた。

???「誰、この子。」

フィールス「説明すると長くなる、とりあえず3人で朝ごはんにしよ
      う。」

フィールスはやっぱりあせっている。

フィル「あ、朝食ならできてますけど・・二人分しか・・。」

フィールス「ああ、ルーンさんも何か持ってきてると思うから、うまく
      三人で分けよう。まぁ、座ってくれ。」

フィル「そうですか。わかりました。」


フィールスに促され、イスに座る。


また会話が途絶えた。



その間になんで、フィールスがあせっているのかを考えてみた。

そして私なりの結論をだした。

結論:一人暮らしだったフィールスの家に突然私が上がりこんでいる。
   そして、このルーンさんが持ってきたナベにはおそらくフィール
   スの朝ごはん。となると、結構頻繁にルーンさんは家に来る。そ
   の頻繁に来るルーンさんが私のことを知らない=フィールスは私
   の存在を隠していた。ルーンさんからすれば、今まで一人暮らし
   を続けていたフィールスの家に、今朝突然私がいるのだ。驚くの
   も無理はない。フィールスは、知り合いに変な誤解をされないた
   めに、私を隠していたのだ。ソレなのに朝起きてみると、私とル
   ーンさんがばったりとご対面してしまっているのである。

と、いろいろ考えていると、フィールスが口を開いて場の沈黙を破っった。

フィールス「昨日の夜に突然遊びにきた親戚の子なんだ。」

そんなバレバレなウソを口にした。

が。


ルーン「そうだったんだね、てっきりフィールスがとうとうよからぬ
    ことを仕出かすようになったのかと心配したよー。」

フィールス「ははは・・そんなこと俺はしないよ。」


これで私はめでたくフィールスの親戚になってしまった。

それにしてもルーンさんも純粋というかボケというか・・


ルーン「それで、そちらのお嬢ちゃんお名前は?」

フィル「フィルといいます、よろしくお願いします。」

ルーン「よろしくねー。そうだ!せっかくフィルちゃんがきたんだから
    今夜歓迎会を開かないかい?」

フィールス「まじで?三人でか?」

ルーン「いやいや、こういうことはアイツも大好きだろ?」

フィールス「あいつか・・まぁ、いいか。」


なにやら私が話しについていけてない隙にとんでもない話になった。
でも、歓迎会というのも楽しそうだ。


ルーン「じゃあ決まりだね、今夜うちの店で開こうか。」

フィールス「いや、たまにはあそこじゃなくてここでやるのも楽しい
      と思うぞ?うちでやらないか?」

ルーン「そうだね、それもおもしろそうだ。」

フィールス「じゃあ、あいつには今日仕事の時に声をかけておくよ。」

ルーン「了解、それじゃ今夜は早めにお店を閉めてこっちにくるね。」

フィールス「あいよ。じゃあまた夜に。」

ルーン「はいよー、それじゃあねー。」
  

こうして、予想外の展開にちょっとおろおろしている私だが、
フィールスがここでやってくれると言ってくれてちょっとほっとした。

なにしろまだ体は本調子ではないのだ。
いつでも休めると考えたらとても気が楽だ。


フィールス「ふぅ、とんでもないことになっちゃったな。」

フィル「でもなんだか楽しそうですねー。」

フィールス「楽しいのは保障しよう。フィルはそれまでゆっくり体を
      休めておくといい、病み上がりだからな。」

フィル「はい、そうします。」

フィールス「それじゃ俺は仕事に行って来るから、のんびりしててく
      れ。何もないがな。」

フィル「はい、いってらっしゃいー。」

フィールス「おう。」



仕事に向かったフィールス、こうなるといよいよ夜が楽しみだ。
会で疲れて、早上がりしないように今のうちにゆっくり休んで夜に
備えるとしよう。


時刻は午前8時半。

夜まではまだ時間があるので、とりあえず部屋の片隅にある本棚から
一冊の本を取り出し、読んで時間をつぶすのであった。

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Sacred Night 第五話〜隠れ家〜 
2007-07-14 Sat 22:26



・・・死ね、死ね、死ね・・・




周囲に響き渡る罵声、周りには誰もいないのに、聞こえる



暗い闇の中を直走る



もうここがどこかわからない



走っていたつもりだったが、走れていない



眩暈がする



周囲を見渡す 



闇の中に数十、数百の瞳



その先に一筋の光



私はそこに向かって、走った












バサッ!!


フィル「はぁ・・はぁ・・・・・あれ?」


まだ意識がはっきりしていないせいか、今の状況がよくつかめない。

たしか私は・・三人組の男を殺して、あてもなく歩いて・・

その先のことはさっぱり覚えていない。

さっきのは夢だったことはなんとなくわかる。


それにしてもここはどこだろう。
周りを見渡すと、誰かの家だろうか。

部屋の明かりは天井からぶら下がっているランプひとつ。
部屋の隅においてあるよくわからない鉄のカタマリとテーブル。
部屋にただひとつある窓、外は暗いので夜のようだ。

ドアがなくて部屋の隅にある床の穴からハシゴ。
おそらくここは誰かの家の屋根裏部屋。


ふと肩の怪我を思い出す。

見るとしっかりと包帯が巻かれている。

服もきれいなものに変えられている。


どうやら監禁されているのではなく、助けてもらったようだ。


ほっと胸をなでおろす。





と、足音が近づいてきた。

???「お、やっと気がついたか。」

私より少し年上に見えなくもない青年がハシゴから上ってきた。

フィル「はい、なんとか・・。あの、ここは?」

???「ん、ここは俺の家だ。ちょっと汚いが、まぁ我慢してくれ。
    っと、そうだ、俺の名前はフィールス。君の名前は?」

フィル「私の名前はフィルといいます。」

フィールス「フィルか。よろしくフィル、こんな家だがとりあえず
      体がよくなるまでいてくれて構わない。俺しかここに
      住んでないから、ゆっくりしてくれ。」

フィル「はい、ありがとうございます。」

フィールス「よし、ちょっと下で何か作ってくるから待っていてく
      れ。フィルは二日も眠っていたんだ。さすがに腹が減
      ったろう?」

フィル「あ、手伝います。」

と、体を起こそうとしたが、ぜんぜん力が入らない。どうやら想像以
上に体が弱っているようだ。

フィールス「ほらな、やっぱり無理だ、気にしなくていいから大人し
      く寝てろよ?恩返しなら元気になってからたっぷり受け
      取るから。」

フィル「はい。」

と、フィールスは下へ降りていった。


とりあえずは、元気になるまで安全なようだ。
元気になったらしっかりとお礼をしなければ・・。



あれ・・頭の中に何かが引っかかる。

あまり重要ではないような気もするが、重要な気もする。


なんだろう・・

考える。









フィル「あ!え・・?」

そうだ。わかった。


きれいな服に着替えられた私、しかしフィールスは一人暮らし。
ということは私はフィールスに着替えさせてもらったのだ。

確信はないが、気まずくて聞けはしない・・。


まぁ、助けてもらったんだ、気にしないでおこう。


とりあえず、今は体力を回復させることが大切だ。

フィールスが作ってくれる食事をいただいてゆっくり休もう。


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